富女子 ケーコの投資ブログ

社会人4年目で資産2000万円を達成した、金融商品LOVE!なオタクの独り言です。

損失限定型投信はどんな投資信託?貯蓄と投資の中間ってホント?

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本日また日経電子版に「損失限定型投信」の記事がありました。

www.nikkei.com

私は買っていませんが、この投資信託についてご紹介します。というか、購入を検討している方にご忠告いたします・・・!

 

損失限定型投信とは

「リスク限定型投信」「下値限定型投信」ともいいます。

「あんしんスイッチ」投信は、「プロテクトライン」と呼ぶ下限値を設けるのが特徴だ。基準価格(つまり投資信託の株価)が下限値まで下がった場合、その時点で繰り上げ償還を決定。運用をやめて(つまり損切りして)投資家に資金を返す。投資家が被る損失は限定される。

設定時のプロテクトラインは9000円。その後は基準価格の動きに応じて切り上がる仕組みだ。基準価格が1万600円に達すれば1万円になり、さらに1万1111円に届けば、基準価格の90%相当が下限値となる。一度切り上がった下限値は、基準価格が後で下落しても下がらない。

最大損失リスクを把握できるため、損を恐れる投資初心者にとっては安心感につながるだろう。

あんしんスイッチ・・・損失限定型投信の1つ。この記事では具体例として、ご紹介します。正式名称「SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンド」。

 

ローリスクなので「貯蓄と投資の中間」という位置づけで売られているようです。さらにノーリスクな「元本保証型投信」もあります。元本保証だともうすでに投資ではないような・・・貯蓄型保険?

損失限定型投信のメリット

すでに上記の「損失限定型投信とは」 で書かれてしまいましたが、最大損失リスクを把握できること、機械的損切りをしてくれること、売る側が売りやすいこと、がメリットではないでしょうか。

特に「損切り」は初心者でなくとも難しいので、そこを代行してくれるのは下落時の精神的プレッシャーを和らげることができるかと思います。

あんしんスイッチの価格は?

上記に出てくる「あんしんスイッチ」は売れ筋の1つです。2017年7月28日から運用を始めたので、そのときに買った人たちはそれなりに確定した利益があるのでは?と思い、基準価格のチャートを調べました。

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・・・これはひどい

 

現在のプロテクトラインは初期設定と同じ9000円です。つまり、発売後にプロテクトラインが引き上げられることはなかったということでしょうか!?

現時点で利益なしで損切りされる可能性が高いので、売られているようです。あくまで「損失限定」で、利益を保証してくれる投信ではないようです。

www.amundi.co.jp

損失限定型投信のデメリット

「あんしんスイッチ」投信は、損失を出さないことを目標とするため、必然的に低リスクでの運用となる。高いリターンを期待できる資産は一般に価格変動リスクも大きいため、組み入れに慎重なようだ。

 

購入時の手数料はかからないが、保有期間中に差し引かれる信託報酬などは年約1.44%。うち0.22%は銀行に支払う保証料だ。

信託報酬がアクティブファンド並かそれより高いです。ローリターンであるにも関わらず、この手数料の高さはネックです。本当に売る側にとってよい商品です。

日本だと預貯金の管理手数料はないので、この手数料を安心料と見れるかどうかが購入決定のカギだと思います。

損失限定型投信のリスク

(基準価格がプロテクトラインより下がって)損切りを行う時、投資対象によっては流動性が低い(換金しにくい)ケースがある。また、換価することで市場の需給バランスが崩れ、価格を自ら引き下げてしまうこともある。そこで、理論価値どおりに換金できるよう、たとえば、第三者である銀行に理論価格と実際の価格の差を保証してもらう手法がある。

銀行側からすると、この価格差が大きく開くことは普通ないし、万が一(価格保証による)支払いをせねばならなくなった場合でも、見返りに受け取る信託財産の価格が回復するのを待つこともできる。ただし、そのように中長期的に相場の回復が見込めるなら、そもそも損切りなどせず投資信託のまま運用すればいいとも言える。

しかし、リーマンショックの時のように市場全体が麻痺した場合、価格差を保証する銀行自体が難しい状況に追い込まれることもある。その際、銀行が契約通りの支払いをできないリスクは、投資信託を購入する投資家が負担していることに注意する必要があるだろう。

www.businessinsider.jp

上記の記事では「元本保証型投信」について触れています。

さいごに

以前に何かの本か記事で読んだのですが、損失限定型投信はリーマンショック前にアメリカで流行ったそうです。損切りシステムのせいで、市場の急落に拍車をかけたという話でした。私が「損失限定型投信」に敏感なのは、暴落の予兆の1つだと見ているからです。

損失限定型投信が日本で流行っているという記事を、日経電子版では昨年から見かけるようになりました。また、昨年に市場の暴落は今年か翌年かと騒がれましたが、今年に入って翌年という見方が強まってきました。

リスクが怖い初心者にはオススメの「損失限定型投信」。しかし、もうすでに(あるとしたら)買い時は逃してしまっているのではないかと思います。